2008年06月12日

真の評論家よ、安らかなれ

すっかりこっちの存在を忘れていたのですが、今回は
ニコニコとは関係なしにどうしてもこっちで書きたい事があったので。

6月10日、映画評論家にして映画監督の水野晴郎さんが逝去されました。
尊敬する水野さんの冥福を、心よりお祈り申し上げます。

評論とか批評とか言うと、とりあえず欠点を引っ張り出して注文つける
辛口のものを想像しがちな方も多いと思われます。
でも、水野さんの評論は違いました。
どんな作品でもまずは隅々まで見て、理解に努め、そして見どころを挙げる。
辛口をやる時でも決して無闇に貶したりはせず、あくまで作品への愛をもって語る。
根底にあるのが映画への純粋な愛なので、その穏やかな語り口もあって
豊富な知識をひけらかされても嫌味が全く無い。

水野さんの評論は、本当にその作品を是非見たくなる物でした。
これ、評論としては一番大事な部分ですよね。
「真の評論家」と呼んで尊敬するに相応しい大人物だったと思います。
なにかと毒吐きがもてはやされがちな21世紀においては、特に。


「ゲームって、本当にいいものですね」
「ラノベって、本当にいいものですね」
水野さんの名言のように、自分もいつか胸を張ってこう言えるようになりたい。
posted by 霧野 流 at 09:53| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記